「会計事務所はブラックが多いからやめたほうがいい」
「というか、会計事務所はブラックしかない」
悲しいけれど割とよく聞く話なんです
会計事務所に勤めて十数年、いくつもの事務所を渡り歩いた私が「この事務所ヤバイ!」と思ったことが何度もあるのは事実。
実際にブラック事務所に勤めたこともあるし、勤める前にヤバイ事務所だとわかったこともあるめいじです
でもちょっと待ってください!
本当はそんなことはないんです。
めいじはワンオペ子育てをしながらフルタイムで働いてきました。18時お迎え必須!延長保育なし!!の保育園でしたよ
- 会計事務所が本当にブラック業界か知りたい人
- 実際に勤めるナマの声、体験談が知りたい人
- 会計事務に勤めるメリットが知りたい人
- もうブラック事務所に勤めてちゃっている人(早く辞めよう!!)
- ホワイト会計事務所を探しあてたい人
ヤバイ事務所があるのは事実、でも良い事務所もたくさんあります。
実際にベテラン職員さんとして勤めている私の意見は、
【ホワイト事務所に勤めたうえで】
- 税理士試験受験のために専門学校や大学院に行きたい人
- 子育てしている人、これからしたい人
- プライベートを充実させたい人
に会計事務所勤務はかなりオススメ!と胸を張って言えます
この記事は
- 会計事務所はやめた方がいいと言われる理由5つ
- それでも会計事務所勤務をオススメする理由5つ
- 失敗しない会計事務所探しの方法
の順番で書き進めました。
雇用する側(所長)ではない雇用される側(職員さん)の本音として「会計事務所はやめた方がいいのか」を赤裸々にお伝えします。
やめたがほうがいいと言われる理由
「会計事務所はやめとけ」と言われる理由は、だいたい最終的に所長の権限が強すぎて、閉鎖的になりがちだからという点に落ち着きます。
実際、ほとんどの会計事務所は所長が「個人事業主」の超零細企業です
所長がブラック体質なら、仕事内容も人間関係もお給料もブラック
まずは、やめたほうがいいと言われてしまう理由5つをひとつずつ説明します!
【個性というにはアク強すぎ】暴君所長のワンマン経営
まずは最も多いのが、暴君所長がワンマン経営をしている事務所です。
どの業界にもワンマン経営者はいるけれど、会計事務所のような閉鎖的な世界には特に多い印象です。
でも、暴君所長は面接のときにわかることが多いので、面接の際に少しでも「あれ?」と思ったら要注意!
暴君所長はフォローのしようがありません。
良くなる見込みゼロの「暴君所長がいる会計事務所は絶対にやめとけ!」これは本当です。
【嫌われたら即死?】最恐 番頭さんorお局さんの現場まわし
会計事務所には番頭さんやお局さんがいることがあります。
番頭さんやお局さんは実質的に現場を取り仕切っていることが多い!
忙しく飛び回る所長に変わり、事務所内全体を見て、仕事をふって、他の職員さんのフォローや指導をしている、実務に精通しているスーパーバイザー的な人なのですが……この人のご機嫌を損ねると大変!
特に歴史のある会計事務所だと、事務所歴は先代の先生時代から「10年20年…」の番頭さんやお局さんがいると思って間違いありません。
番頭さんやお局さんがはびこっているから「会計事務所はやめとけ」??
でも実はそれ間違いです
一見怖そうな番頭さん・お局さんこそ面倒見の良い人が多いのだから、しっかり仲良くなって良き相談相手になってもらいましょう。スキルもじゃんじゃん盗んじゃいましょう!
お客様から頼られる会計事務所での仕事を長く続けているのだから、そういうタイプの人が多いんですよね
特にあなたが未経験あるいはまだ経験が浅いなら、番頭さん・お局さんについてしっかり業務を勉強することが一人前への超絶近道です!
新人を放置する、仕事を教えない、そんな時間も資源もない事務所も多く存在するなかで番頭さんたちから仕事を学べるならそんなの大チャンス!
ここで、番頭さん・お局さんに好かれる声掛け、嫌われる言葉を伝授します。
多用はダメですが、ポイントポイントで使ってぜひベテランさんたちと仲良くなってください
- 相談に乗ってもらいたいです…(頼る)
- 教えてください or 助けてください(素直に言っちゃう)
- 適度に入れる相槌(なるほど〜!すごい!わかりやすい!)
相談を持ち掛ける、相槌など。とにかく反応してあげて!
ベテランの仕事を見て、真似て、すべて吸収するにゃ!
- こうしてみました(勝手に作業方法を変える)
- もっといい方法ありそうですよね(今までのやり方を否定)
- 結果にコミットします(よくわからない横文字を使う)
- 前の事務所では~(今の事務所を否定)
「近寄りがたい」とか「怖い」とか気負わず、思い切って懐に入ってしまえるとあなたのスキルが急上昇すること間違いありません
【上がらない、ではない】そもそもの給料が安い
時代に追いついていない考えで「雇ってやっている」感覚が強い所長にありがちです。
見込み残業代コミコミ(つまり残業代出ない)の、法定ギリギリ最低時給……
資格が取れるまでは丁稚奉公…の時代錯誤
ちなみに見込み残業を越しても残業代を出さない、そんな事務所もまだあります。
ここで体験談をひとつ
とある紹介会社さんから提案されたとある事務所
こんな悪条件あるんだとびっくり!
今ほど最低賃金が高くなかったとは言え、さすがに最低賃金を下回っている給与です。
しかも交通費なし
かーらーのー
定期昇給なし!
当たり前ですがこんな事務所は論外。
当然、書類を送ることも面接も行きませんでしたが、私は何より提案してきた紹介会社さんが良くなかったと思います。
紹介会社さんいわく「定期ではなく、意欲と能力で判断して適宜 昇給していくお考えのようです」とのことでしたが、上手に言ってもダメ。
だいたい私は18時には保育園にお迎えに行く必要があるのに18時定時とは?
お給料が安いことは「会計事務所はやめとけ」と言われる要因のひとつですが、最近はさすがに改善されつつあり、こんなヒドイ条件はそうそうありません。
でも絶対ないとは言えないので失敗しない会計事務所探しをご参考に!
【押しつぶされる?】のしかかる業務のプレッシャー
税務の業界は絶対順守の期限があります。
- 申告書の申告期限
- 税金の納期限
- 書類の提出期限
個人の確定申告期限3月15日は有名
期限のほかにも入力ミスや処理間違いによっては、お客様に損害を与えてしまうことも…
そんなプレッシャーがキツイという意見はよくわかります。
しかし本来、職員さんが単独でプレッシャーを抱え込むなんてことはあってはいけません。
帳簿入力などの作業担当がイチ職員さんであっても、
知らないこと、
わからないこと、
不安なことが
相談できる状態であれば、変に重いプレッシャーはなくなります。
だから、相談できる環境であること、相談できる関係であることが大切。
事務所選び=環境選びなので、勤める事務所は厳選しましょうね。
「所長がワンマン」「パワハラ体質」などの相談できない環境なら、もうすっぱり転職してしまうことを強くオススメします
「相談できる関係」は自分自身が築いていく必要があります。
人がやる作業でミスがあるのは当然、大切なのは「ミスをどう挽回するか」です。
あなたが「しまった!やってしまった!大きなミスだ!!」と思っても、所長や先輩に相談したら「なんてことないよ」と言われて、あっさり挽回策を教えてもらえるなんてこともあるかもしれません。
繰り返しますが、業務のプレッシャーなど、イチ職員さんが単独で抱え込むべきものではありません。
とにかく報連相!を徹底しましょうね。
【定時ってなんだろう】あふれる業務量
会計事務所はとにかく忙しい
繁忙期は月60時間だとか100時間残業は当たり前
なんて話を聞きます。
そういう事務所があるのは事実なんですよね
忙しい=スキルを磨くチャンスでもあります!早く成長したいと思っている人には、たくさんの業務を経験できるチャンスかも
特に確定申告時期は、個人の確定申告をすべて3月15日までに完了させなければなりません。
事務所規模によりますが、数十件~数百件の確定申告を一気にこなすこの時期
会計事務所はてんやわんやという言葉がぴったり!
ただし、繁忙期以外でもとにかく残業が多い事務所が存在します。
万年人手不足なのでしょう。
人件費をケチっているのか、職員さんが定着しないのか……いずれにしても絶対に近寄ってはいけない超ブラック!暗黒会計事務所です。
子育てまっただなかでこの業界に飛び込んだめいじは、これまでそういう事務所にしか勤めてきませんでした。
- 繁忙期には残業をしてスキルを磨きたい人(残業代が出るのは大前提)
- 繁忙期にも残業したくない人
あなたはどちらでしょう?
自分では聞きにくいこと、例えば
- 繁忙期の残業量
- 閑散期の残業量
- 残業代が出るか(みなし残業は何時間か)
転職エージェントを通すことで聞きやすくなるからこそ、めいじは転職エージェントを通しての事務所探しをオススメするのです。
めいじはどうしても残業できないので、絶対言わなくてはいけなかったけれど、みなし残業が何時間かとかは正直聞きづらいですよね
それでも会計事務所勤務をオススメする理由
これまでさんざん「会計事務所やめとけ」と言われる理由をお話してきましたが、それでも私は会計事務所勤務(=職員さんになること)をオススメします!
だって良いこと・メリットがたくさんあるんですもの。
税理士を目指す人は必ず職員さんになる必要があります(税理士の登録条件に実務経験がある)し、税理士を目指さない人にもメリットがたくさんあるのです。
自分の裁量で仕事ができる
ある程度仕事ができる職員さんは、自分の裁量で仕事を回すことができます。
例えばとある職員さんの1ヶ月
月初:(前月)申告書類の整理、
月中:お客様訪問→帳簿つけ→申告書作成
月末:月次決算締め
仕事がまだできないうちは、お客様の訪問に所長や先輩の都合に合わせる必要がありますし、帳簿つけや申告書作成の作業もチェックを受けるために早めに終わらせなければなりません。
でも一人前の職員さんであれば、訪問の日程をズラしてもらったり、作業の順番を変更したり、有給を取ったり、自分の裁量で仕事ができるようになるのです。
めいじのようなベテラン職員さんは、後輩たちが取りやすいように「有給を取るのも仕事のうち」にゃ!
仕事がそのままスキルの取得になる
国民の三大義務のひとつ:納税
でも意外とみんな自分がいくら税金払っているか知らないと思いませんか?
個人だけを考えたとしても
- 所得税
- 住民税
- 消費税
- 固定資産税
- 自動車税
- 入湯税
- 宿泊税
こんなにも税金って払っているんですよ!
しかもひとくちに税金と言っても、それぞれ納めている場所が違うことは意外と知らないですよね。
自動車税は都道府県に払ってるってこの業界に入って初めて知りました
また、職員さんの仕事はたくさんの会社の帳簿をみます。
業種は本当にさまざまで、例えば、町の八百屋さん(小売り業)から、病院・クリニック(医業)、メーカーさん(製造業)などなど。
それぞれに必要な経理処理が違いますので、全ての帳簿を見られることは貴重な経験ですし、そのままお仕事内容がスキルの取得につながるのです。
- 八百屋さん→仕入れて、個人に売る
- クリニック→仕入れはなく、経費のほとんどは人件費や器械代
- メーカーさん→仕入れて、加工して、別の会社に売る
転職先の選択肢が増える
会計事務所での勤務を経験していると、キャリアチェンジのときにすごく有利です。
特に多い
- 会社の経理職
- ホワイト会計事務所への転職
- 税理士になって独立開業!
について解説していきますね。
会社(法人)の経理職
特に会社の経理としてはひっぱりだこになると言っても過言ではありません。
だって、法人税の申告書までわかる経理さんなんてほとんどいませんもの。
十億円規模の売上を誇る会社さんでも、自社の法人税申告書を作成しているのは経理部長さんのみ、なんてことはよくあります
そんな中、会計事務所の職員さんだった人が経理部長さんの片腕となれる人材とみなされるのは当然のことでしょう。
もっと言えば、経理部長やCFO(最高財務責任者)としてのキャリアを目指すことも可能になってきます
ホワイト会計事務所への転職
そして職員さんでもある程度経験を積めば、ホワイト会計事務所からのオファーも受けることができます。
同じ仕事で、働きやすく、お給料も高い事務所に転職も見込めるなんて最高です。
そして、実は事務所によって得意分野を決めている会計事務所があります。
多いのは「医業特化」とか「個人事業主特化」とか「相続専門」とかにゃ
法人・個人の税務をある程度経験したら、相続税を学ぶために資産税に強い会計事務所に転職することでさらなるスキルの向上が図れます。
ホワイト会計事務所への転職には欠かせない転職エージェント!Huproについてはこちら
税理士になって独立開業!
税理士に登録するときの条件のひとつに「2年以上の実務経験」があります。
職員さんになって、税務という仕事の楽しさややりがいにハマってしまったという人はいっそ税理士になることも視野に入れてはいかがでしょう。
ホワイト会計事務所に勤めて、税理士試験突破!あるいは大学院進学!
そしていずれは独立開業することだってできます
人とのつながり(同僚、顧問先、関係士業ほか)
税務の世界にいると、たくさんの人とのつながりを感じながら仕事をします。
普通の事務職だと会社の経営者とお話することはあまりないのですが、職員さんにとっては日常茶飯事。それも1人、2人ではありません。
所長や先輩、同僚にはいつも相談に乗ってもらうことになります。
登記が必要になれば司法書士に連絡を取り、労務の疑問は社会保険労務士に相談し、特許などの知財関係は弁理士、法律問題は弁護士に相談します。
友人から、相続した土地の登記について相談されたときに司法書士を紹介したら、友人からも司法書士の先生からもすごく感謝されました。
たくさんの人とつながり、困ったときに相談できる場所がある、わかるということはとても心強いことで大きなメリットだなと感じています。
だからオススメできるのです
プライベートでも仕事の知識が活かせる【ただしニセ税理士行為はダメ!絶対!!】
私は毎年確定申告をしていますが、自分の確定申告は超簡単です。
めいじみたいなサラリーマンの確定申告なんて30分あれば十分
医療費控除に使うからこの書類は取っておかないと…とか
ふるさと納税の上限を調べる…とか
仕事で得た知識は生活の中で本当に役立ってくれています。
今は資産税の知識もあるので、贈与とか相続についてもよく考えます
ここですごく大事なことをひとつ!
自分の確定申告で仕事で得た知識を活用することはOKですが、他人の確定申告をお手伝いしてはいけません!!
というか税務に関する相談に乗ることも絶対ダメですよ!
例えタダでも、税理士でない者が税務をしてはダメ!
にせ税理士行為は罰則の対象です。
にせ税理士にご注意!国税庁
個別具体的な税務の相談が友人や知人から持ち込まれたら…所長に相談して事務所として受けるか、知り合いの税理士を紹介する!
絶対に自分で受けてはいけませんよ。
ベテランよりも、職員さんになって数年の中堅職員さんがニセ税理士行為を受けてしまいやすいと言われています
相手は軽い気持ちで相談するのでしょう。
こちらも軽ーく、右から左に流すように税理士を紹介しましょう!
失敗しない会計事務所探し
ここまでは「会計事務所はやめておいた方がいい」と言われる理由と、その対応策を中心にお話してきました。
普通の転職でもそうですが、結局のところ
「事務所次第」……?
「入ってみないとわからない」……?
「就職ガチャ」……?
いやいや、そんなことはありません
ちゃんとホワイト会計事務所に入職する方法はあります!
でもその前に、そもそもあなたが勤める事務所に何を求めるか整理しておきましょう。
優先順位さえ決めておけば、内定がでたときに迷わずOKを出すことも、逆に、迷わず辞退することもできますから。
何を重視しますか??
あなたは勤め先に何を求めるのでしょう?
- スキルを身に着けられること?
- 残業OK!残業代も含めて稼ぎたい?
- プライベート重視タイプ?
もうおわかりでしょうが、私は今までもこれからも「プライベート重視タイプ」です
コーヒーでも一杯入れて一度ゆっくり考えてみましょう
何よりも実務経験を積みたい!
会計事務所への入職は未経験だと意外とハードルが高いもの。
未経験者に指導するマンパワーが足りず、採用の際は経験者を求めがちです。
もしあなたが未経験で「何よりも実務経験を積みたい!」と思うならば、お給料が安くともとりあえず入職できる会計事務所を探しましょう。
「とりあえず」であっても、ブラック事務所に入ってしまうことは避けなくてはいけません
なお、正社員での入職がどうしても難しいなら、いっそのこと派遣社員も視野に入れてみてください。
大手の派遣元では会計事務所の紹介先を持っていることが意外とあります。
「とりあえず」で勤めるなら6ヶ月~1年程度 派遣社員として勤めつつ、正社員での職探しを継続していくのが賢い方法です。
スタッフサービス
特殊な実務経験を積みたい!
業種などに特化した会計事務所があります。
- 医業特化
- スタートアップ(起業)特化
- 相続など資産税特化
などなど。
あるいは、大手税理士法人で多い
- 事業承継
- M&A
- 海外税務
などなど。
これら特殊な実務経験を積みたいなら、頻繁に出る求人ではないので気長に探すことが必要になります。
転職サイトをマメに見ることが必須ですが、いっそ転職エージェントに登録して、希望する事務所が出てくるのを待ちましょう。
稼ぎたい!給料!
土曜日、日曜日、祝日、GW、お盆、年末年始であっても出勤できるぐらいの気持ちが必要かもしれませんが、お給料が高い基準で探しましょう。
そして、大事なことはキチンと残業代が支給されるか否か。
加えて休日出勤に対しても、手当が出るのか、代休が取れるのかも確認しましょうね。
ちなみに、土日出勤OKの人を求めがちなのは、相続税などの資産税を扱っている事務所に多い傾向があります。
法人と違って、個人がお客さんになるので仕事がお休みの土日などに打合せが入ることが多いのです
ブラック事務所だと、土日出勤ありで、手当なし、残業代なし、なんてこともありますから本当に気をつけましょう!
プライベート充実!
かつてのめいじのように時間の制約がある人ですね。
例えば、
- 税理士試験チャレンジ中
- 子育て中
- 介護中
- 推し活中
など。残業や休日出勤ができない人はプライベート重視タイプ
ここを重視する人にアドバイスはひとつ!
資産税はやめておくほうが良い
です。
資産税と呼ばれる相続税・贈与税などは、本業:サラリーマンの方がお客様になることが多いため、土日や夕方・夜間に打合せが入ることが少なくありません
絶対転職エージェントを利用する
それではホワイト会計事務所に入職するにはどうしたらいいのか?
もうそれは絶対、転職エージェントを利用すること!
絶対譲れない条件(資産税を担当したい!最低〇〇円の給料が欲しい!繁忙期でも残業はできない!etc)を伝えておけば、条件をクリアした事務所しか紹介されません。
無事に面接になったときも担当者が面接の内容やコツなどを教えてくれることも。
エージェントは何度も面接官(所長のことが多い)に会って、いろんな話をしているのでどんなタイプなのか知っています
以前めいじを担当してくれたエージェントは「担当している事務所の所長は必ず飲みに誘う!」をモットーにしていると言っていたにゃ。それぐらいコミュニケーションを密にしているそう
無事、面談→内定に進んだあとも、聞きづらいことや聞きそびれたことはエージェントの担当者に相談しましょう。
- お給料
- 残業代
- 担当部門が何になるか(法人・個人・資産税)
- 教育体制(研修、番頭さん・お局さん在籍の有無)
このあたりはどなたも確認しておくべきことです
ミスマッチを避けたい(早期の退職はいや)
実はこの思い
あなたも、会計事務所も、転職エージェントも
みーーーんなの共通意見なのです。
転職エージェントは紹介料を会計事務所からもらう立場なのだから、事務所側の味方でしょう?
いいえ!エージェントは確かに紹介料をもらいますが、早期の退職になった場合は紹介料を返金しなければならない!(契約による)
エージェントもミスマッチによる早期退職は絶対に避けたいのです
だからエージェントに遠慮することはミジンコもありません。
じゃんじゃんお願いしちゃいましょう!
焦らない
特に生活がかかっていると、なかなか転職先が決まらないと焦ってしまいますよね。
すでに今の勤務先に退職を告げている場合ならなおさらです。
- このままいつまでも決まらなかったら?
- 来月の家賃どうしよう?
- クレカの支払いだってあるのに
生活を支える立場だった私は焦る気持ちがよくわかります。
でも、だからといって不安要素がある事務所に入職することは絶対オススメしません。
それならいっそのこと派遣社員になって「とりあえず」会計事務所に入ってしまうほうが良いと思います。
派遣社員の契約期間は3ヶ月程度からなので、その間転職活動を続ければ良いのです。
リクナビ派遣
転職エージェントには登録しておいて、自分の譲れない条件をクリアする事務所を探し続けましょう。
これだけは断言しておきますが、
焦らなければ自分に合うホワイト事務所は絶対に見つかります。
人手不足の税理士業界、求人は絶対に出てくるのです。
焦らず探し続けること、そのための環境を整えることが「失敗しない会計事務所探し」に最も重要かもしれません。
ジャスネットスタッフ
「会計事務所はやめた方がいい」は事務所次第で本当!でもそうでない事務所も多い!
ここまで「会計事務所はやめとけ」とか「やめたほうがいい」とか言われる理由と、そうではないんだよってお話をしてきました。
そのうえで、むしろ会計事務所に勤務すること(職員さんになること)のオススメ理由と、転職活動で失敗しないためのコツをご紹介しました。
会計事務所は全国にとっても多く存在しています。だから、ブラック事務所もまだまだ多く存在するのは残念ながら事実です。
滅せよ!ブラック会計事務所
しかし、税理士業界も世代交代が少しずつ進み、ブラック体質も改善されつつあります。
何度も言いますが、あなたに合う、あなたの希望する会計事務所は絶対に見つかります。
だから焦らず探し続けてください!
ホワイト会計事務所に入職できることを切に願っています!
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